2024-11-15

看護師がフットケアを習得することには、実にさまざまなメリットがあります。その中でも第一に挙げられるのは、やはり患者さんの病気の早期発見でしょう。基本的に人は、足の悩みを日頃から抱えていたとしてもあまり話さない傾向が強いです。足は身体の一番遠い場所にあり、普段じっくり見る機会も少ないため、そのまま放置してしまうケースが多いのです。

そういった場合、重大な病気であるにも関わらず発見が遅れ、足切断などの最悪な病気に繋がる可能性があります。看護師が日頃からフットケアに関心を寄せ、声掛けをしていけば、些細な症状でも気付けるようになるでしょう。病気の早期発見ができれば、早い段階で治療につながらうえ、患者さんのQOLの改善にも貢献できます。フットケアで患者さんを救うことができれば、やりがいも感じられるでしょう。

フットケアを習得し、意識して患者さんに声かけするようになっていくと、患者さんとの関係性も深まります。患者さんの健康を後押しするうえで、看護師として信頼を寄せてもらえるかどうかは非常に重要な部分です。それを踏まえると、フットケアの知識は患者さんにとっても心強いものであり、相手の信頼を寄せるための要素になってくれるはずです。

フットケアの知識があれば、足に関する些細な声かけができるのはもちろん、歩きづらそうにしている患者さんをサポートすることも可能になります。人にとって歩行は生活の基盤をつくる動作であり、こまめに気にかけてもらえるのは嬉しいものです。看護師として足の健康を守りたい方、患者さんと深い信頼関係を築きたい方は、ぜひフットケアを学ぶことを検討してみてはいかがでしょうか。
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